拳サポの歴史

三ノ輪周辺には空手用品をあつかっている武道具店も大きなスポーツ店もないですが、自転車でお茶の水まで行くとメンホーのメーカーさんの店舗ビルがあります。お隣文京区には格闘技の聖地後楽園があって、その周辺には有名空手メーカーさん含め武道具・格闘技ショップが何軒もあります。台東区内にも道着メーカーさんが一社あります。

で、空手と言えばその拳サポーター、通称拳サポ。過去から現在にいたるまで様々なタイプの拳サポーターが開発され、消えていったものもありました。現在主流となっている赤青の拳サポーターは、たぶん1990年代後半くらいか2000年前後くらいから、だったと思いますが、ここで私所有のコレクションの中から試合で使用された過去の拳サポーターの変遷をふりかえってみましょう!

クラシックタイプ拳サポ

クラシックタイプ拳サポ私が空手の世界に入るずっと昔から現在まで長く使用されているタイプのまさにザ・拳サポーター的な拳サポではないでしょうか。このタイプが拳サポ第一号!かどうかはわかりませんが、不肖浅学の私の知らないもっとクラシックなタイプがひょっとしたらあるのかもしれません。私が現役の頃の昔の学連はこのタイプで、大きさにもよりますが中にスポンジ入ってるだけの「ないよりマシ」的な拳サポです。

学連三代目拳サポ

学連二代目拳サポ学連二代目拳サポ横

学連の初代(たぶん)拳サポがクラシックタイプでこの三代目の前に実はアシックスだったかデサントだったか忘れましたが、ウレタン素材の拳サポ&腹当ての時代が3年くらいありました。残念ながら所有してません。その後に登場したこの学連三代目拳サポは見てのとおり初代よりもさらに「ないよりマシ」感がアップしたような感じですね・・・。

ニューメンホー用拳サポ

ニューメンホー用拳サポ確か90年代に高体連で使われていたニューメンホー用の拳サポです。全空連検定が入っているので全日本や国体でも使われていたかもしれません。拳の部分の中身はスポンジとかではなく空気です。全日本でも当時はニューメンホー着用で、これとは違うタイプのニューメンホー用拳サポも使用されていたはずです。どんなタイプかというと、ちょうど学連三代目拳サポをもう少し肉厚にして親指カバーをつけたような感じです。というよりそのニューメンホー用を肉薄にして親指カバーをとったのが学連三代目拳サポと言った方が正解かも。ウチのどこかにあるはずなんですが残念ながら見つかりません。

赤青拳サポ

拳サポーター学連三代目拳サポ、ニューメンホー用拳サポの時代がたぶん10何年かほど続いて現在の赤青タイプに世界で統一されましたが、上の写真の左は以前のWKF公認、右が現在のWKF公認です。日本国内仕様は現在でも左の旧タイプに近いですね。右の最新の方は大きく肉厚で拳がほとんど開かないような設計になっています。日本国内独自のリバーシブル拳サポのように小学生が貫手でメンホーの目の部分を突く、なんていう事故はありえないです。逆にこの肉厚拳サポをメンホー着用に対して使うと反発力が強く、かえって危険な感じもします。