空手四大流派のうち、他の3流派にはない和道流空手独自の移動基本に、「突き込み」「飛び込み突き」「飛び込み流し突き」、そして「基本組手」があります。突き込みには順突き突き込みと逆突き突き込みがありますが今回はそのうち順突き突き込みと飛び込み突きについてちょこっと解説してみましょう!
順突きでは体をほぼ真半身にして後ろ足から前拳まで一直線に前傾させて、そう、例えば荒賀龍太郎選手の上段刻み突きのような突き方をします。そして飛び込み突きはその順突き突き込みの応用で、飛び込みながら引き手をとらず夫婦手で刻み突きします。飛び込み流し突きはさらに飛び込み突きの応用し相手の前拳を流しながら刻み突きします。いわゆる「軸外し」「線外し」のような感じだと思います。
和道流の約束組手ではすべて引き手をとらない夫婦手での刻み突きで行うのが特徴です。そのための基本練習を移動稽古でしっかりおこないます。